Windows用 Pmark Maker

Pマークは自分で取得できる？　必要書類を簡単作成

Pmark Maker（Pマークメーカー）は、プライバシーマークを新規取得するために必要な各種様式を作成するソフトウェアです。プライバシーマーク取得に関するコンサルティングを実際に行っている会社が作成しているので、信頼性があります。Microsoft Excel 2002以降で動作するマクロで作成されており、プライバシーマークの新規取得から取得後の運用までをこのファイル一つで管理することができます。プライバシーマークの自社取得を目指す小規模企業に最適です。

Pmark Makerは、JISQ15001に対応する規定の様式（個人情報保護体制図、個人情報新規取得申請書、個人情報管理台帳、個人情報リスク分析表、内部監査チェックリスト）を作成することができます。起動するとメインメニューが現れ、すべての様式はこのメニュー画面から作成・開くことができます。

メニュー画面には入力すべき順番にボタンが並べられています。表示されるダイアログに従って入力していくと、個人情報保護体制図から内部監査チェックリストまでプライバシーマーク取得に必要な一連の書類が自動生成されます。入力用のダイアログは必須箇所と任意箇所が色分けされており、迷うことなく入力できます。業務拡大などで新規に個人情報が発生した場合は「個人情報新規取得申請書」から追加入力します。

操作は難しくはありませんが、フォーム入力画面ではマウスホイールでスクロール操作ができないためやや不便かもしれません。また、各様式の入力画面に「印刷」ボタンがありますが、これをクリックするとすぐに印刷が開始され、プレビューを確認することができません。入力漏れなどに注意しましょう。

インストール不要で、解凍するだけで利用できるようになりますが、Excelのセキュリティ設定によってはマクロに関する警告のメッセージが起動時に出ることがあります。マクロを有効にするよう設定を変更しましょう。

Pmark Makerは、プライバシーマーク取得に必要となる書類を、Excel上で一通り作成し、印刷までできます。取得には多くのプロセスがあり、書類の作成を代行してくれるサービスも有りますが、自分たちで作成したほうが理解が深まります。自己取得を目指す会社は是非活用しましょう。